「株テック | Kabutech Lab.」は、日本株トレードを初心者向けに解説するメディアです。

ツールの使い方や考え方、環境構築方法を学ぶ場として、主に以下の内容を解説しています:

  • TradingViewを使ったバックテスト・ストラテジーの実践情報
    (プログラミング知識がなくても始めやすい検証ツールです)
  • 三菱UFJ eスマート証券のkabu APIを使った環境構築
    (日本株の発注が可能な数少ないAPI接続サービスです)

バックテストは自作プログラム(Pandasなど)で応用可能、発注は他の証券会社のRSSなどでも対応できます。
特定の証券会社やツールを強く推奨するものではありません。

以下の点にご留意ください:

  • 個別銘柄の売買や投資判断の助言は行いません。
  • サンプルのストラテジーやコードは学習・検証用の参考資料であり、実際の売買や利益を保証しません。
  • バックテストは過去データに基づく結果であり、将来の成果を保証しません。
  • 自動売買環境はエラーハンドリングと十分な整備が必須です。
  • 市場変動、システム障害、予期せぬ遅延やエラーなどのリスクがあります。

投資はあくまで自己責任です。リスクを理解して慎重に取り組んでください。

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なぜFOを作ったのか ― スパゲッティコードと実運用の失敗から生まれた基盤

はじめに

FO(Flex Order)は、もともと私自身が実運用していた 自動売買 システムを再設計し、コア部分を切り出したものです。
現在も、私自身の口座でメイン基盤として稼働しています。

しかし、最初からこの形だったわけではありません。
そこには、実戦でしか味わえない泥臭い失敗と試行錯誤がありました。

再設計にあたっては、基盤部分だけでも100時間以上を費やし、 例外処理と安定性の検証を徹底的にやり直しました。

「動いているのに、安心できない」という恐怖

API を使った 自動売買 を始めた当初、私はとにかく「動かすこと」を優先していました。

新しい条件を継ぎ足し、エラーが出ればその場しのぎの修正を加え、ログも後付け。
機能が増える一方で、コードは徐々に複雑化し、いわゆる “スパゲッティコード” の状態に陥っていました。

システムは動いている。
しかし、一箇所を直せば別のどこかが壊れる。

実資金を運用している以上、この不安定さは精神的なコストとして重くのしかかりました。

「寝ている間にエラーで止まっていないか」

この不安は、運用者にとって最大の敵です。

市場は「例外」で溢れている

開発室では完璧に見えても、実際の市場はイレギュラーの連続でした。

  • 想定外のレスポンスや通信タイムアウト
  • 注文の未 約定 空売り 規制による注文拒否
  • ロジックは正しいのに、市場のルールで弾かれる例外処理

そのたびに場当たり的な修正を重ねる日々。

そこで痛感したのは、「ロジック以前に、基盤が圧倒的に脆弱である」 という事実でした。

小さな不整合の積み重ねが、結果として無視できない損失を生んでいたのです。

「利益」よりも先に必要なもの

システムが「設計通り」に動きだした日のことを、今でも覚えています。

その時、 ポジション は含み損だらけでした。
損益だけを見れば決して喜べる状況ではありません。

それでも、私は強い達成感を感じていました。

設計通りに動いている。例外で止まらない。

利益を出すことと、安定して動くことは別物である。

まず手にするべきは、派手なロジックではなく「壊れない基盤」だったのです。

元デザイナーとしてのこだわり:運用を「可視化」する

初期の運用では Slack 等で操作していましたが、
エンジニア視点では効率的でも、実運用では課題がありました。

ログは流れ去り、全体像が直感的に把握できないのです。

そこで商品化にあたり、UI(管理画面)を一から設計し直しました。

私は過去にデザイナーとして働いていた経験があります。
その経験を活かし、単なる「動く画面」ではなく、以下の3点を徹底しました。

  1. 状態の直感的な把握 — 「今、何が起きているか」が瞬時にわかる
  2. 誤操作の防止 — 焦っている時ほど、人間はミスをする。それを防ぐ設計
  3. 情報の整理 — 運用に必要な情報だけを、適切な優先順位で配置

安定運用の可視化。

基盤が堅牢であることと同じくらい、
触れる部分が安定していることは、運用者のメンタルを支える重要な要素です。

FOは「多機能システム」ではない

誤解を恐れずに言えば、FOは万能ではありません。

  • バックテスト 機能はありません
  • 複雑な裁量ロジックも内蔵していません
  • 無限の拡張性を謳う設計でもありません

その代わり、

「確定したシグナルを、安全かつ安定的に実口座へ執行する」

この一点において、一切の妥協を排除しています。

個別開発で機能を盛り込みすぎると、構造が複雑になり、安定性が損なわれます。
だからこそ、FOは「標準化された強固な基盤」という形にこだわっています。

FOは、個別のオーダーメイド環境ではありません。安定性を最優先するために、あえて機能を限定し、構造を標準化しています。

最後に

FOは「売るため」に作った商品ではありません。

私自身が、自分の資産を守りながら安心して運用するために、
一度すべてを分解して作り直した 「生き残るための道具」 です。

  • API 実装はできるが、運用基盤がどうも不安定だ
  • 注文周りの例外処理に疲れ果てている
  • 実口座で「壊れない」構造を求めている

もしあなたがそう感じているなら、FOは最高のパートナーになるはずです。

実戦仕様の基盤、FOの具体的な機能を確認する

FO 日本株自動売買
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「戦略が、自律する。」