「株テック | Kabutech Lab.」は、日本株トレードを初心者向けに解説するメディアです。
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本シリーズでは、VWAP、VPVR、SMC、ワイコフなど主要テクニカル指標を整理して紹介しています。 各指標の特徴や押し目・戻り目の考え方、TradingViewでのチャート活用例をまとめており、 初心者から実践者まで、自分のトレードに応用できる情報を効率よく確認できます。
「朝の窓開けで勢いが出る銘柄と、逆に埋めに向かう銘柄がある」
こんな値動きを見たことはありませんか？ その 値動きの性質を見極めて戦略化 したのが「窓（ギャップ）トレード」です。
💡 ギャップトレードとは「前日終値と当日始値の差（窓）がどのくらいか、そしてどの方向に動きやすいかを活かす戦略」です。
ギャップとは、前日の終値と当日の始値の差です。
| 窓の種類 | 条件 | 戦略 |
|---|---|---|
| 大窓 | ATR 以上 | 窓埋め逆張り（始値方向の逆） |
| 小窓 | ATR 以内 | チャネルブレイク順張り（始値方向の順） |
💡 補足：ATR（Average True Range）とは、 値動きの平均的な幅を表す指標です。
単なる価格差だけでなく、過去の ローソク足 の動きの中で特別な変化をキャッチできます。 例えば窓が ATR 以上なら異常値として逆張り候補、ATR 以内なら通常の値動きとして順張り判断ができます。
💡 補足：チャネルブレイクアウトとは
チャネルブレイクとは、過去の一定期間の高値・安値の範囲（チャネル）を価格が突破する動きを指します。 伝説的トレードチーム タートルズは、ドンチャンチャネルを使ったブレイク順張り戦略で知られています。 ブレイク方向に順張りすることで、初動の勢いに乗りやすくなります。
//@version=6
indicator("Opening Gap Trade", overlay=true)
// === 入力 ===
atrLength = input.int(14, "ATR期間")
// === ATR計算 ===
atr = ta.atr(atrLength)
// === 日足情報 ===
prevClose = request.security(syminfo.tickerid, "D", close[1])
gap = open - prevClose
// === 大窓／小窓判定 ===
bigGap = math.abs(gap) > atr
smallGap = math.abs(gap) <= atr
// === チャネルブレイク（小窓用） ===
var float chHigh = na
var float chLow = na
// 当日の最初のバーで初期化
isFirstBar = ta.change(time("D")) != 0
if isFirstBar
chHigh := high
chLow := low
else if smallGap
chHigh := math.max(chHigh, high)
chLow := math.min(chLow, low)
// === チャネルクロスを先に計算 ===
crossoverCh = ta.crossover(close, chHigh)
crossunderCh = ta.crossunder(close, chLow)
// === シグナル（寄り付き一回のみ） ===
longSignal = isFirstBar and ((bigGap and gap < 0) or (smallGap and crossoverCh))
shortSignal = isFirstBar and ((bigGap and gap > 0) or (smallGap and crossunderCh))
// === 描画 ===
plotshape(longSignal, location=location.belowbar, color=color.green, style=shape.triangleup, size=size.small)
plotshape(shortSignal, location=location.abovebar, color=color.red, style=shape.triangledown, size=size.small)
// === アラート条件 ===
alertcondition(longSignal, "ロング", "窓トレードロング")
alertcondition(shortSignal, "ショート", "窓トレードショート")
💡 コードや戦略はあくまで学習用のサンプルです。 実際の利益や成果を保証するものではありません。
必ず バックテスト などで検証の上、ご自身の判断・責任で戦略に取り組んでください。 👉️ バックテストで戦略評価・戦略設計
単体の指標だけではダマシも発生します。 複数指標を組み合わせることで、 エントリー や利確の精度を高める方法を体系的に解説。
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