🧩 ローソク足だけじゃ足りない!ピボット&S/R で相場の反発点を予測
高値圏で「なぜか売られない」。安値圏で「なぜか買われる」。
そんな「価格が跳ね返るポイント」を事前に予測できるのが ピボットポイント(Pivot Points) と サポート/レジスタンス(S/R) の応用です。
単なる「過去の高値安値」ではなく、市場参加者が無意識に意識する「心理的基準ライン」 を可視化し、押し目買い・戻り売りの最適タイミング を高精度で捉えます。
💡 ピボット・サポート/レジスタンスは 「今日の相場がどこを基準に動くか」を 平行線で示す
✅️ 本記事では主に TradingViewを使った使ったチャート分析を中心に解説します。
👥 この記事は誰向け?
- 高値更新しても「すぐ戻される」相場で損切りばかりの人
- ローソク足だけでなく、基準ラインを意識して相場の押し目や反転を予測したい人
- 短期トレードで優位性のあるエントリーポイントや**「どこまで伸びるか」の目安**を探している人
📖 この記事でわかること
- ピボットの計算式と「なぜ効くのか」の本質
- サポート/レジスタンスの 実践的判定法
- トレンド/レンジ別の エントリー・利確ルール
- TradingView で即実装できる Pine Script サンプル
📺 この記事の概要は、下記の動画でもわかりやすく解説しています!
💡 現在チャンネルはリニューアル中です。近日、新しい動画・キャラクターで公開予定!
🧩 ピボットは 「前日の値動きから今日の均衡点」を計算する基準線
- ピボット(P) → 今日の「中心価格」(重力の中心)
- レジスタンス(R1, R2) → 上値の「抵抗ライン」
- サポート(S1, S2) → 下値の「支持ライン」
標準ピボットの計算式(前日基準)
ピボット (P) = (前日高値 + 前日安値 + 前日終値) / 3
R1 = (2 × P) - 前日安値
S1 = (2 × P) - 前日高値
R2 = P + (前日高値 - 前日安値)
S2 = P - (前日高値 - 前日安値)
R3 = 前日高値 + 2 × (P - 前日安値)
S3 = 前日安値 - 2 × (P - 前日安値)
ポイント:
- ライン付近でローソク足の反応が出やすい
- 押し目や戻り目、反転ポイントとして意識されることが多い
- 特に R2/S2 は「強めの反発・ブレイク判定」に使いやすい
💡 前日の「値幅」と「中心」を使って、今日の「跳ね返りポイント」を予測したり。ブレイクでトレンドの判断に利用します。
🧩 TradingView を使ったピボット・サポート/レジスタンスチャート描画例
【Pine Script】 Previous Day Pivot + R1-R3/S1-S3(前日基準ピボット + R1-R3/S1-S3)
//@version=6
indicator("Previous Day Pivot + R1-R3/S1-S3", overlay=true)
// === 前日データ ===
prevHigh = request.security(syminfo.tickerid, "D", high[1], lookahead=barmerge.lookahead_on)
prevLow = request.security(syminfo.tickerid, "D", low[1], lookahead=barmerge.lookahead_on)
prevClose = request.security(syminfo.tickerid, "D", close[1], lookahead=barmerge.lookahead_on)
// === ピボット計算 ===
P = (prevHigh + prevLow + prevClose) / 3
R1 = (2 * P) - prevLow
S1 = (2 * P) - prevHigh
R2 = P + (prevHigh - prevLow)
S2 = P - (prevHigh - prevLow)
R3 = prevHigh + 2 * (P - prevLow)
S3 = prevLow - 2 * (P - prevHigh)
// === 描画 ===
plot(P, "P", color=color.orange, linewidth=2, style=plot.style_line)
plot(R1, "R1", color=color.red, linewidth=1, style=plot.style_line)
plot(S1, "S1", color=color.green, linewidth=1, style=plot.style_line)
plot(R2, "R2", color=color.maroon, linewidth=1, style=plot.style_line)
plot(S2, "S2", color=color.lime, linewidth=1, style=plot.style_line)
plot(R3, "R3", color=color.purple, linewidth=1, style=plot.style_line)
plot(S3, "S3", color=color.blue, linewidth=1, style=plot.style_line)
💡 コードや戦略はあくまで学習用のサンプルです。
実際の利益や成果を保証するものではありません。
必ず
バックテスト
などで検証の上、ご自身の判断・責任で戦略に取り組んでください。
👉️ バックテストで戦略評価・戦略設計
🧩 ピボット・サポート/レジスタンス分析のまとめ
- ピボット・基準ラインは相場の押し目・戻り・反転の目安として有効
- 出来高と組み合わせることで、ライン付近でのブレイクや反発の信頼度を上げられる
- TradingView で簡単に確認できるため、ローソク足だけでトレードするより優位性が高まる
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