公開日時:2025-06-04 更新日時: 2025-06-25

TradingViewで簡単に試せるストラテジー3選|初心者でも通知トレードから始められる!

はじめに|ストラテジーって実はカンタン?TradingViewで始める第一歩

TradingView のストラテジーって難しそう…」

実はそんなことはなく、あらかじめ用意された機能だけで、すぐに戦略的なトレードを体験できます。

TradingView には、すでに使える売買戦略の“材料”が標準で揃っていて、難しいコードなしでも試せる方法があります。

この記事はこんな方に向けています

  • TradingViewのストラテジー機能に興味はあるけど、何から始めればいいか迷っている方
  • 難しいコードなしで、シンプルな売買判断を通知で受け取りたい方
  • 自動売買にいきなり進むのは不安だけど、まずは戦略的なトレードに挑戦してみたい方
  • TradingViewのインジケーターやアラート機能をもっと有効活用したい方

この記事では、 チャート インジケーター を追加するだけで使える戦略を2つと、応用的に使える戦略を1つ、紹介していきます。
初心者でもすぐ試せる「通知トレード」のやり方の参考になれば幸いです!

📺 この記事の内容は、下記の動画でもわかりやすく解説しています!

「読むより観たい派」の方は、まずこちらの動画をどうぞ!

そもそも「ストラテジー」って何?TradingViewでの意味と役割

ストラテジーとは、あらかじめルールを決めて、売買タイミングを自動で判断する仕組みのこと。
TradingViewでは「 Pine Script (パインスクリプト)」という専用言語で独自ロジックも組めます。

…ですが!

実はそこまでやらなくても、あらかじめ用意された「 インジケーター (プリセット)」を使うだけで、売買判断の通知(アラート)を出すことができるんです。
まずはこの“通知トレード”から始めてみましょう。

【無料で始める】TradingView公式サイトはこちら
インジケーター やアラート機能は無料プランでも利用可能です

どれを選べばいいかわからない、という方のために…
以下に「すぐ使える戦略」と「ちょっと応用編」を難易度つきで紹介します。

【初心者OK】TradingViewおすすめストラテジー3選(難易度つき)

どれを選べばいいかわからない、という方のために…
どれから試すべきか迷ったら、まずはこの3つのストラテジーから選んでみましょう。

戦略

内容

難易度

ボリンジャーバンド 順張り

トレンドに乗って エントリー

★☆☆(すぐ使える)

RSI 逆張り

反発を狙って逆張り

★☆☆(すぐ使える)

ブレイクアウト+トレーリングストップ

利益を伸ばす中級者向け応用戦略(通知・ 自動売買 どちらも可)

★★★(中級者向け)

① ボリンジャーバンド順張り|プリセット選ぶだけで即使える!

ボリンジャーバンド は、価格の変動幅を示す人気の インジケーター

価格が「上のバンド」を抜けたら上昇トレンド、「下のバンド」を割ったら下落トレンドと判断されやすいです。

▶ 使い方(かんたん)

  • チャート上で「インジケーター」をクリック
  • 「BB(Bollinger Bands)」を選ぶ(プリセットあり)
  • バンドを抜けた時に「アラート」を設定

上抜け買いサイン通知であれば

  • BB (20, SMA, close) → Upper(上バンド)
  • 交差方法:上に交差
  • 値:close(デフォルトでOK)

この設定だけで、チャンスが来たら自動で通知を受け取れるようになります。

「通知が来たら チャート を確認して手動で エントリー する」だけでも、戦略的な取引の第一歩になりますよ。

② RSI逆張り|“買われすぎ・売られすぎ”を狙うシンプル戦略

RSI (Relative Strength Index)は、「今の相場が買われすぎているか/売られすぎているか」を数値で教えてくれる インジケーター

▶ 目安とシグナル

  • RSIが 70以上 → 買われすぎ → 下がるかも?
  • RSIが 30以下 → 売られすぎ → 反発するかも?

▶ 使い方(プリセットでOK)

  • インジケーター → 「RSI」を選ぶ(これも標準で用意されています)
  • 数値が30/70を超えたときにアラートを設定

下抜け買いサイン(売られすぎ)通知であれば
下記設定で「RSIが30を下に抜けた瞬間にアラート通知」が出ます。

  • インジケーター: RSI (14, close)
  • 条件: 下に交差(=crossing down)
  • 値: 30

トレンドが強くない「もみ合い相場」では、この RSI 逆張りがとてもよく機能します。
チャートを見る練習にもなるので、初心者にぴったりです。

③ ブレイクアウト×トレーリングストップ|応用で利益を最大化

もう少し発展したアイデアとして、**「ブレイクアウトで エントリー → トレーリングストップで利確」**という戦略があります。

  • ブレイクアウト:レンジ(横ばい相場)を抜けたら買い/売り
  • トレーリングストップ:利益が出たら利確ラインを自動で引き上げる

この組み合わせで、損失を限定しながら利益は伸ばすことが可能になります。

▶ 通知・自動化にはPine Scriptが必要(中級者向け)

このロジックを通知自動化するには、 Pine Script でスクリプトを書く必要があります。

「いつかこんなこともできるんだ」とイメージしておくと、 TradingView の使い方が一段と面白くなります。

公開日時:2025-06-06 / 更新日時:2025-06-24 カスタムインジケーターが簡単に作れる!Pine Script × TradingView入門 Pine Scriptとは?カスタムインジケーターをTradingViewで簡単

自動売買も可能?TradingViewと外部連携の可能性

TradingView 単体では、自動的に注文を出すことはできません。
でも、「アラート → 外部ツール連携」で、実質的な自動売買を実現することは可能です。

ただし、設定や開発の難易度は高めなので、まずは通知トレードで仕組みに慣れてから段階的に進めるのがおすすめです。

自動売買 の仕組みや、Webhook連携・ API の使い方はこちらの記事で解説しています。

ストラテジー活用の注意点|日本株の遅延や有料プランもチェック

  • 相場は常に変化する → 過去の勝ちパターンが通用しないこともあります
  • アラートの遅延、ネット環境の問題など、技術的なリスクも考慮が必要
  • 日本株の場合、無料プランでは最大20分の遅延があるため、短期トレードやスキャルピングでは実用性が下がります

遅延の無いリアルタイムデータは有料プランでの追加契約が必要なので、必要な方は検討してみてください
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実践前には必ず

  • 過去検証(バックテスト)
  • 少額での試験運用
  • 手動でのフォロー

を徹底しましょう

まとめ|まずはプリセット+アラートでOK!無理なくスタートしよう

TradingView には、すぐ使える インジケーター とアラート機能が標準で備わっています。
最初は ボリンジャーバンド RSI を使って、通知ベースの売買判断からスタートしてみましょう。

まずは「できそうなことから」始めてみてください!

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  • ✅ TradingViewのプリセット戦略は誰でも使える  
  • ✅ 通知アラートで手動トレードが効率化  
  • ✅ 本格的な自動化はPine ScriptやAPI連携で  

少しずつルールやロジックを組み立てていけば、ゆくゆくは自動化や外部連携にもチャレンジできます。

公開日時:2025-05-30 / 更新日時:2025-06-17 「三菱UFJ eスマート証券(旧:カブコム)APIで始める株の自動売買|初心者向け完全ガイド 寝ている間にも株が動く?自動売買の魅力と、eスマート証券APIの活用方法を解説!

※本記事にはアフィリエイトリンクが含まれています。紹介内容は実体験・調査に基づき、正確さを心がけています。

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  • TradingView

    TradingView(トレーディングビュー)は、世界中の投資家・トレーダーが利用する高機能なチャート分析ツール & ソーシャルトレーディングプラットフォームです。 ブラウザベースなので、インストール不要でPC・スマホどちらからでもアクセス可能です。

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  • インジケーター

    「インジケーター(Indicator)」とは、**チャート上に表示できる数値や線などの“テクニカル指標”**のこと。 過去の価格や出来高をもとに計算され、相場のトレンドや勢い、買われすぎ・売られすぎなどを視覚的に示してくれます。

  • チャート

    株価や出来高などの値動きを視覚的に表示するグラフ。ローソク足・ライン・バーチャートなどがあり、テクニカル分析の基本となる

  • Pine Script

    TradingViewで独自のインジケーターや売買シグナルを作成できるプログラミング言語。シンプルな構文でテクニカル指標やアラート、バックテストのカスタマイズが可能

  • ボリンジャーバンド

    移動平均線の上下に「価格のばらつき(標準偏差)」を加えた指標で、相場の勢いや過熱感を視覚的にとらえるテクニカル指標

  • エントリー

    新たにポジションを持ち、トレードを開始すること。「買い」または「売り」で相場に参入する行為を指す。

  • RSI

    買われすぎ・売られすぎを判断するテクニカル指標。一般に70以上で買われすぎ、30以下で売られすぎとされる

  • 自動売買

    自動売買(じどうばいばい)とは、あらかじめ決めたルールやアルゴリズムに基づき、コンピューターが自動で取引を行う仕組みです。英語では「Algorithmic Trading(アルゴリズミックトレーディング)」や「Auto Trading」と呼ばれます。

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    API(エーピーアイ) アプリ同士が機能やデータをやり取りする仕組み。自動売買では証券会社のAPIを使い、株価の取得や注文をプログラムで実行できる。

    【初心者向け】日本株の自動売買とは?メリット・始め方・注意点まで完全ガイド!

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