自動売買 に対応した証券会社はまだ少数ですが、その中でも代表的なのが**三菱UFJ証券( eスマート証券 )と楽天証券(MARKETSPEED II RSS)**です。
どちらも工夫次第で複雑な 自動売買 が可能な仕組みを提供していますが、仕組みも使い勝手も大きく異なります。
この記事では、両者を比較しながら、**「どちらがあなたに向いているか?」という視点で整理しました。
結論から言えば、どちらも魅力的です。ですが、僕自身はeスマート証券(kabu API )をメインで運用しています。
補足:どちらもMacには非対応です
三菱UFJ証券(
eスマート証券
)と楽天証券(RSS)は、どちらもMac環境には正式対応していません。
Parallelsなどを使った対応方法や、Macユーザー向けのツール選びも紹介しています。
自動売買の仕組みはこう違う!APIとRSSの基本をやさしく解説

三菱UFJ証券が提供するのは**「kabu API 」**と呼ばれるWeb API 。プログラムで注文を出す本格的な仕組みです。
一方、楽天証券の「MARKETSPEED II RSS」は、Excelのセルに株価情報を流し込むスタイル。
- kabu API: 自作プログラムと連携して、注文・資産取得・約定確認などが可能
- RSS: Excel関数でリアルタイム株価を取得、セルの値に応じて発注まで可能
APIとRSS、あなたに合うのはどっち?特徴と向き不向きを比較

項目 | 三菱UFJ証券(kabu API ) | 楽天証券(RSS) |
---|---|---|
接続方法 | Web API (要プログラミング) | Excel関数+発注連携 |
注文機能 | 高度(全て API で完結) | Excelから直接注文可能 |
自動化 | フル自動化向き | 簡易自動化向き |
カスタマイズ性 | 高(自作コード次第) | 中(VBA併用で拡張可) |
開発の難易度 | やや高め(コード必須) | 低め(Excel操作で完結) |
※補足:
上の表だけでは決めきれない…という方のために、もう少し詳しく解説します。
表ではシンプルな使い分けを示していますが、実際にはどちらも外部スクリプト(VBAやPythonなど)と組み合わせることで、高度な 自動売買 やカスタマイズも可能です。
つまり「何を重視するか(コード主体かExcel主体か)」によって選ぶのが現実的です。
迷ったときの選び方ガイド|自動売買ツールを目的別に比較!

それぞれの強みを活かした使い分け例は次の通りです:
- 三菱UFJ(kabu API)
→ コードベースで戦略を構築したい方に最適。本格的なフル自動化や高度なロジックの再現に向いています。
- 楽天証券(RSS)
→ Excelを活用して視覚的に管理したい方におすすめ。値動きを見ながらのシグナル検出や、比較的手軽な自動発注に適しています。
筆者はeスマート派|でも楽天RSSにも魅力を感じた理由

筆者がメインで利用しているのは三菱UFJ証券のkabu APIです。
理由は単純で、自分自身がコードに馴染みがあったため、kabu
API
のようなスクリプトベースの設計に自然と適応できた点が大きいです。
加えて、戦略の実行から約定処理、資産確認までを一貫して
API
で完結できるのも魅力でした。
一方で、RSSの魅力も調査の中で強く感じました。
特に、Excel単体で発注まで完結できる手軽さと、VBAや外部ツールとの連携による柔軟性は大きな強みです。
まとめ:APIかRSSか?選び方は「コード派」か「Excel派」かで決まる!

両者は優劣ではなく、**「どう使いたいか」**で選ぶべき選択肢です。
- 本格的な戦略運用・完全自動化 → 三菱UFJ(kabu API)
- 値動きを見ながら手軽に発注・シグナル監視 → 楽天証券(RSS)
証券会社を選ぶときは、「 自動売買 できるかどうか」だけでなく、どんなスタイルで運用したいかまで踏み込んで選ぶと後悔しません。
どちらも素晴らしい仕組みですが、僕はコード派なので、
eスマート証券
(kabu
API
)を選びました。
興味がある方は、まずは無料で口座を開設して、仕様をチェックしてみると良いと思います。