TradingViewスクリーナー入門|意外と知らない基本と活用法

TradingView といえば「 チャート 分析ツール」のイメージが強いですが、実はスクリーナー機能もかなり優秀。
特に、自分なりの売買戦略を作りたい人にとっては超重要な武器になります。
使い方次第では、
「今日はどの銘柄をチェックすべきか?」
「戦略に合った条件の
チャート
だけ見たい!」
そんな悩みをわずか数クリックで解決できるんです。
例:「たとえば、 RSI 30以下の銘柄を一瞬で抽出、 チャート 確認まで数秒。」
この記事では、 TradingView スクリーナーの使い方から、簡単な売買戦略の組み立て方まで、初心者にもわかりやすく解説していきます。
TradingViewスクリーナーの基本機能とできること一覧

スクリーナーとは、特定の条件に合う銘柄をピックアップしてくれる機能のこと。
TradingViewでは、株・FX・暗号資産など、さまざまな市場の銘柄をスクリーニング可能です。
特に注目すべきポイントは:
- 移動平均線・RSI・MACDなど豊富なテクニカル指標が使える
- チャートを見ずとも数値で判断できる一覧表示が便利
- 無料プランでも十分使える(※一部制限あり)
スクリーナーはPCアプリでは画面右にある「スクリーナー」アイコンクリックですぐにアクセスできます。FXなら「通貨スクリーナー」、仮想通貨なら「暗号資産スクリーナー」も。
TradingViewスクリーナーの使い方|初心者でも簡単!条件設定ガイド

実際の操作はとても簡単。次のステップで進めてみましょう。
- チャート画面の右にある「スクリーナー」アイコンをクリックして開く
- 「フィルター」をクリックして条件を追加
- 条件例:
- 例1:RSIで売られすぎ銘柄を探す
→ テクニカル > RSI が30以下
- 例2:出来高の多い銘柄を抽出
→ マーケットデータ > 出来高 が20日平均より多い
- 例3:ゴールデンクロス状態をチェック
→ テクニカル > SMA5がSMA20を上回っている
- 例1:RSIで売られすぎ銘柄を探す
- 銘柄リストが自動更新 → 気になる銘柄だけ絞り込み完了!
お気に入りの条件は「プリセット」として保存可能。
これで毎回設定する手間も省けます。
※「クロスした瞬間」は判別できません(=すでに上抜け済みの状態)
よって、リアルタイムなクロス発生をピンポイント検出したい場合は Pine Script が必要です※プリセットとは“保存済みの条件セット”の事です。
戦略づくりに役立つ!スクリーナー活用アイデア5選

スクリーナーは、ただ条件に合う銘柄を探すだけではありません。
戦略のパターンそのものを発見できるツールとしても使えます。
たとえば:
- RSIが30以下+5MAが20MAを上抜け → 「押し目買い」狙い
- 高値更新&出来高急増 → 「ブレイクアウト」狙い
- MACDクロス+価格が前回安値に接近 → 逆張りor反転狙い
つまり、スクリーナーで絞った銘柄を眺めるうちに、「こういう形が多いな」と気づき → 自分の戦略に落とし込むという流れが作れます。
TradingViewスクリーナー応用編|アラート・スクリプト連携で自動化に近づく

条件に合った銘柄が出たとき、自動で通知を受け取れたら便利ですよね。
TradingViewでは、スクリーナーで表示された銘柄にアラート機能を使うことでそれが可能になります。
- RSIが30以下になったら通知
- ゴールデンクロス発生時にポップアップ or メール
さらに、 Pine Script と組み合わせれば、スクリーナーで見つけた条件を実際の エントリー 戦略としてコード化することもできます。
「選ぶ」→「見る」→「試す」→「自動化」
この流れを一つのツールで完結できるのが TradingView の強みです。
なお、スクリーナー自体に「条件一致時に自動でアラートを出す」機能はありません。各銘柄の チャート ごとにアラートを個別設定する必要があります。
おわりに|「探す手間」を省くだけでトレードが変わる
スクリーナーは、単なる検索機能ではありません。
あなたの売買戦略を支える“情報レーダー”として、大きな力を発揮してくれます。
- 「どの銘柄を見ればいいかわからない…」
- 「戦略に合うチャートが見つからない…」
そんな悩みは、スクリーナーでかなり軽減できます。
まずは気になる条件を一つ入れてみて、相場を見る視点を広げてみてください。