公開日時:2025-05-19 更新日時: 2025-05-29

【初心者向け】日本株の自動売買とは?メリット・始め方・注意点まで完全ガイド!

「自動売買」って何?仕組みをわかりやすく解説!

自動売買 と聞くと「なんかすごいシステム使ってそう…」と思うかもしれませんが、
簡単に言うと、あらかじめ決めたルールにしたがって、パソコンやシステムが自動で株を売ったり買ったりしてくれる仕組みのことです。

たとえば、

  • 株価が〇〇円まで下がったら買う
  • 5日移動平均が25日移動平均を上回ったら買う(ゴールデンクロス)

みたいなルールを作っておけば、あとはシステムがそれに従って売買してくれます。
これが 自動売買 です。

株の取引というと楽して儲けてるような印象持ってる方も一定数いるかと思いますが
いざしっかり取り組もうとすると実は意外と大変です。

仕事や子育てでスケジュールに限界や都合があったり。
そうでなくても特に短期トレードは集中力も必要なので
寄付から引けまでトレードしてるとぐったりするほどエネルギーを使います。
また先物等は夜間でも動いてます。

  • 仕事や子育てがあって株価チェックできない
  • 目が話せずトイレも行けない
  • 一日中チャートを見てて疲れる
  • 「もうちょっと上がるかも…」と欲が出て後悔

こういった事を感じている方も多いのではないでしょうか?
筆者自身最初は裁量でやってたのですがトレードで重要な時間帯である寄付の時間と
子供を保育園に送る時間が重なっており悩みでした。

自動売買 を使えば、時間や都合の制限なく
感情に振り回されず、機会も逃さず、体力的にも楽に取引できます。

これが魅力!自動売買のメリット3選【初心者にも嬉しい】

1. チャンスを逃さない!いつでも自動で売買できる強み

仕事中でも、急にお腹が痛くなってトイレにこもっても、寝ていても、
自動売買ならルールに従ってコンピューターが売買してくれます。
よって チャート に張り付く必要ありません

2.  機会的に取引!感情に左右されないトレード

人間は欲や不安に弱く、トレード結果とメンタルは相互に影響をもたらします。
プログラムは淡々と取引してくれるので、余計な判断ミスを減らせます。

3. マルチタスクもOK!複数銘柄を自動で管理&取引

時間軸や売買頻度によりますが人間だと1銘柄でも大変だったりします。
システムなら10銘柄でも20銘柄でも同時進行でチェックしてくれます。

日本株で自動売買を始める5ステップ

0. まずはここから!自動売買に使うPC環境を整えよう

株の 自動売買 を本格的に行うには、まず安定して動作するPC環境がほぼ必須です。
スマホではできることに限りがあるため、PCを使って Bot やツールを動かすのが基本になります。

公開日時:2025-05-25 / 更新日時:2025-05-31 株の自動売買はスマホで完結できる?PC環境との違いとおすすめ構成を解説 はじめに:スマホだけで株の自動売買はできるのか?「株の自動売

1. 自動売買対応の証券口座を選ぼう

まず API が利用できる証券会社の口座を用意しましょう。

REST 形式】:
三菱UFJ eスマート証券 (旧カブコム証券)、立花証券 e支店。

【RSS形式】:
楽天証券等、岡三オンライン証券

REST形式とRSS形式の違いは?

  • REST形式:
    • REST形式のAPIは、HTTP通信を使ってサーバーから株価や財務データなどを取得する仕組みです。
    • JSON形式のデータをやりとりし、Pythonなどのプログラミング言語で扱うことが一般的です。
  • RSS形式:
    • Excelに関数を入力するだけで、リアルタイムの株価や板情報を表示したり、発注を行ったりすることが可能で、プログラミング不要で使えるのが特徴です。
    • ここで言うRSSは、証券会社が提供しているExcel連携型のリアルタイム株価配信機能のことを指します(※本来のRSS=「Really Simple Syndication」とは別物)。

筆者は三菱UFJ eスマート証券 (旧:auカブコム証券)をメインに利用しています。

2. ルールがカギ!勝つための売買ロジックを組み立てよう

移動平均線 がクロスしたら買い」みたいな、ルールを決めましょう。
最初から色々考えるとハードルがあがるので始める段階ではシンプルなものでもOKかと思います。

3. あなたに合った方法で!既製ツールでも自作でも始められる

ツールを使えば知識が少なくても始められます。
TradingView + Webhook連携で動かす等がお手軽かと思います。

より本格的にやるならプログラミングの知識が必要になりますが自作する事も可能です。
金融系はPythonが利用される事が多いですが筆者は本業がWEBサイトを作る仕事なので慣れもありjavascript(node)で売買してます。

4. 実践前に必須!バックテストで戦略を検証しよう

過去の株価データを使って、「このルールでどれくらい儲かったか?」をチェックします。
これもtradingviewでチェック出来ます。
こちらもより本格的にやるならプログラムを組みます。

5. いきなり大金はNG!リスクを抑えて少額で始めよう

裁量でも同じですが最初から大金を動かすのはおすすめしません。
まずは小さい金額でテストしながら、少しずつ慣れていきましょう。
正直言ってまず最初は負ける可能性が高いです。

気をつけて!自動売買に潜む落とし穴とは?

便利だけど油断禁物!自動売買は“ルール次第”で損失量産マシンに…

とても便利ですが言い換えるとルール通り自動で売買してくれる。

だけです。

よってルールが甘いと黙々と損失を自動生成する恐ろしいシステムになります。

システムトラブルの恐怖…事前対策で安心運用を!

どちらも体験談ですが、プログラム(自作の場合は特に)にバグがあった、
ネット回線が一時的に切れてシステムが落ちてた

等で想定外の損失がでる事もあります

自動売買を安定稼働させるためのにはVPSの検討を

ある程度運用続けると安定性が必要になりどうしても VPS クラウドサーバー で運用したくなると思います。

まとめ:正しく使えば最強の味方!自動売買を味方にしよう

自動売買 は、「感情に左右されずに株取引したい」「仕事しながらも株をやりたい」「 チャート に張り付いてつかれる」そんな方には検討の余地があるピッタリの仕組みです。

最初は難しそうに見えるかもしれませんが、一歩ずつ始めれば誰でもできます。
まずは「どんなルールで動かしたいか?」を考えるところから、スタートしてみましょう!

ルール作りは バックテスト を利用して有用性を確認しつつルールを作成するがおすすめです。

公開日時:2025-05-19 / 更新日時:2025-05-31 バックテストとは?売買を始める前に必ずやっておきたい検証ステップ トレードに取り組むうえで、**バックテスト(過去検証)**は

※本記事にはアフィリエイトリンクが含まれています。紹介内容は実体験・調査に基づき、正確さを心がけています。

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  • チャート

    株価や出来高などの値動きを視覚的に表示するグラフ。ローソク足・ライン・バーチャートなどがあり、テクニカル分析の基本となる

  • Bot

    Bot(ボット) あらかじめ決めたルールに従い、自動で取引を行うプログラム。株やFXでは「自動売買Bot」とも呼ばれ、条件に応じて売買を実行する。

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  • API

    API(エーピーアイ) アプリ同士が機能やデータをやり取りする仕組み。自動売買では証券会社のAPIを使い、株価の取得や注文をプログラムで実行できる。

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  • eスマート証券

    三菱UFJフィナンシャル・グループ傘下のネット証券。かつての「auカブコム証券」と同じシステム(kabuステーション・kabu API)を使っており、自動売買にも対応。特にシンプルなUIと安定したシステムが特徴。

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  • REST

    **REST(レスト)**とは「REpresentational State Transfer」の略で、Webサービスの設計手法のひとつです。 簡単に言うと、**インターネットを通じてデータをやり取りするための“ルール”や“作法”**を指します。

  • 移動平均線

    移動平均線(Moving Average / MA) 一定期間の価格平均を線で表したテクニカル指標。トレンドの方向や勢いを視覚的に捉えるために使われ、株・FX・先物・暗号資産など幅広い市場で活用される。

  • クラウドサーバー

    クラウドサーバー インターネット経由で使える仮想的なサーバー環境。物理サーバーを自前で持たずに、必要なときだけCPU・メモリ・ストレージなどを柔軟に利用できる。AWSやGoogle Cloud、Azureなどが代表例。

  • VPS

    VPS(Virtual Private Server) 物理サーバー上に仮想的に構築された専用のサーバー環境。共有サーバーより高性能で自由度があり、専用サーバーより低コスト。Webサイト運用や自動売買Botの稼働によく使われる。

  • バックテスト

    バックテストとは、過去の市場データを使って、トレード戦略の有効性を検証する手法で、勝率やリスクを事前に数値化できます。

    バックテストとは?売買を始める前に必ずやっておきたい検証ステップ