公開日時:2025-12-12

株取引1日の流れ | 寄付き・前場・後場・引け・PTS・特別気配を初心者向けに解説

株初心者向け|寄付き・引け・前場・後場・PTS・特別気配の基本解説

株初心者の方は、「 寄付き ・引けって何?」「前場と後場の違いは?」「板寄せって難しそう…」と疑問が多いと思います。

この記事では、株式市場の1日の流れ(前場・後場・ 寄付き ・引け)を初心者向けにわかりやすく解説し、特別気配やPTSなど少し専門的な内容までまとめて理解できるように説明します。

👥 この記事は誰向け?

  • 株式取引を始めたばかりの初心者
  • 板寄せや寄付き・引けの仕組みを理解したい人
  • PTSや特別気配など、少し中級向けの知識も押さえたい人

📖 この記事でわかること

  • 株式市場の前場・後場の時間帯と特徴
  • 寄付き・引けの意味と値動きのポイント
  • 板寄せと特別気配の仕組み
  • PTS取引の特徴と注意点
  • 注文タイミングを意識するための初心者向けポイント

🕒 株式市場の基本時間帯と特徴

株式市場は、1日の取引時間が「前場」と「後場」に分かれています。

  • 前場:9:00〜11:30 ⏰
  • 後場:12:30〜15:30 ⏰

株価は時間帯によって動き方が変わり、板の厚み( 出来高 の多さ)や値動きの勢いも変化します。

🔥 特に出来高が集まりやすい重要な時間帯

株式市場の中でも、 出来高 が急増しやすく、値動きが大きくなりやすい“3大ポイント” があります。

  • ① 寄り付き直後(9:00〜9:30)

    → 1日の中で 最も 出来高 が多くなりやすい時間帯。

    夜間のニュース・情報が一気に織り込まれるため、値動きも最も激しくなりやすい

  • ② 後場の寄り付き(12:30直後)

    → 午前の流れを受けて注文が集まりやすく、急な方向転換が起きることも

  • ③ 引け前(15:00〜15:30)

    → 機関投資家のリバランスや、1日の建玉調整が集中して 出来高 が膨らむことが多い

1日の流れイメージ

09:00 │ 前場寄付き(板寄せ)
      ▼
09:00 〜 11:30 │ 前場取引(ザラバ)
      ▼
11:30 │ 前場引け 
      ▼
11:30 〜 12:30 │ 昼休み
      ▼
12:30 │ 後場寄付き(板寄せ)
      ▼
12:30 〜 15:25 │ 後場取引(ザラバ)
      ▼
15:25 〜 15:30 │ プレ・クロージング(注文受付のみ、売買成立せず)
      ▼
15:30 │ 大引け(板寄せで終値決定)

初心者向け|寄付き・引けとは?値動きと出来高のポイント

前場寄付き(9:00〜)

  • 1日の中で最も出来高が多く、値動きが激しい時間帯
  • 注文が集中するため株価が大きく変動することがあります
  • 1日の取引方向を確認する重要なタイミングです

💡 トレード手法によっては9:00~9:30までしかトレードしないといったスタイルもあります。

後場寄付き(12:30〜)

  • 午前の前場の流れを受けて注文が集中し、短時間で値動きが起こりやすい
  • 出来高は前場ほどではありませんが、方向感を確認するのに重要です

前場引け(11:30)

  • 前場終了時の株価 です ⏰
  • 株価が大きく動くことは少ないですが、前場の流れを見て午後の後場に向けた戦略を立てる参考になります ✅

大引け(15:30)

  • 板寄せにより、注文が出揃ったタイミングで株価が決まる  
  • 出来高が集中しやすく、株価が大きく動くことがあります

💡 大引けは15:25〜15:30が注文受付で板寄せを行う仕組みです。

🧩 ザラ場とは?(初心者向けに超シンプルに)

ザラ場(連続取引)とは

株価がリアルタイムで変動しながら取引される時間帯のこと。
注文が入るたびに、即座に売買が成立し、価格が常に動くのが特徴です。

  • 🔹 前場:9:00〜11:30
  • 🔹 後場:12:30〜15:25

    この時間が ザラ場 (リアルタイムの通常取引)

板寄せとは|寄付き・引けで使われる株価決定の仕組み

株価は、注文が出揃ったタイミングで「最も多くの株が売買できる価格」に合わせて決まります。これを 板寄せ(いたよせ) と呼びます。

📌 板寄せの特徴

  • 基本は寄付き前・大引け前
    • 前場・後場の開始直前や引け前に行われ、注文が集中したタイミングで株価を決定します。
  • ⚠️まれに売買中断後にも発生する
    • 取引が一時停止された後、再開時に板寄せが行われることがあります。
    • 価格が公平に決まる仕組みとして、急な値動きや不自然な取引を防ぎます。
  • 特別気配が発生することがある

特別気配とは?

特別気配とは、注文が極端に偏った場合に表示される「価格を決める準備中」のサインです
寄付き や引け前に出やすく、価格が大きく跳ねる前兆として注目されます

  • 板寄せは寄付きだけでなく、引けやPTSでも使われます
  • 板寄せにより、極端な値動きを防ぎ、より公平な価格形成が可能になります ✅
  • 特別気配は板寄せの一部として、極端な注文偏りの調整に使われます。

✅️ 特買い・特売りとも呼ばれます。

🔹 寄り付き前注文(いつから注文できる?)

寄付き 前注文とは、市場が開く前に出せる注文 のことです。

前場寄り付き前

  • 8:00〜注文受付開始
    → 9:00 の寄付きで板寄せにより価格決定。

後場寄り付き前

  • 12:05〜注文受付開始
    → 12:30 の寄付きで板寄せにより価格決定。

⚠️ 注意:寄り付き前の板は“フェイク注文”も多い!
寄付き 前はキャンセルや入れ替えが多く、見せ板にだまされやすい時間帯なので、実際の 寄付き まで油断しないようにしましょう。

PTS(私設取引システム)とは|夜間取引・寄付き価格の決まり方

PTSとは、証券会社が独自に運営する取引市場で、通常の取引所とは別に株の売買が可能です。

特徴

  • 取引時間が長い(朝8:20〜夜23:59など) ⏰
  • 場中に株価が動くが、取引量は少なめ
  • 引け前後や夜間の株価変動を狙える ⚡

PTSでも板寄せ・特別気配により、 寄付き 価格が決まります

✅️ PTSは証券会社によって取引時間は異なります。

🔹 初心者が知っておきたい株取引のポイント

  • 寄付き直後、後場開始直後、引け前は出来高が増えやすく、株価が大きく動きやすい 📈
  • 板が薄い銘柄では寄付き直後の値動きに注意 ⚠️
  • 特別気配は、価格変動の前触れとして注目 🟡
  • 前場・後場・PTSでの値動きの違いを意識して、注文タイミングを工夫する 💡

📝 まとめ

株取引では、板寄せ・ 寄付き ・引け・前場・後場・PTS・特別気配 を理解することが、値動きの予測や注文のタイミングを考える上で重要です。

まずはこれらの時間帯と仕組みを押さえ、少額で注文を試しながら慣れていくのがおすすめです ✅

トレードの始め方初心者ステップガイド

🖕 当サイトが初めての方は、まずはこちらのステップガイドから全体の概要を掴むのがおすすめです。

チャートの見方
最短ステップガイド
今すぐ始める
自動売買環境を
最短ロードマップで構築
今すぐ始める

※本記事にはアフィリエイトリンクが含まれています。紹介内容は実体験・調査に基づき、正確さを心がけています。

あわせて読みたい

▶ 用語一覧へ

Kabutech Lab.で学ぶ

無料でより実践的なテクニカル分析を学ぶことができます。
さらに、自動売買構築・堅牢な戦略設計・ストラテジー作成も解説しています

※ Kabutech Lab.は一部有料ページがあります。 Kabutech Lab.