公開日時:2025-11-23 更新日時: 2025-11-30

テクニカル分析の全体像と指標の使い方|チャートの読み方を初心者向けに解説

テクニカル分析って結局なに?どれを使えばいいの?

「同じ銘柄を見ているのに、Aさんは買い、Bさんは売り…なんでこんなに違うの?」

理由はシンプル。

テクニカル分析 を使うかどうか、そしてどの指標を重視するか” の違いです。

初心者が抱えがちな疑問はこんなものです:

  • 「テクニカルって種類多すぎ…結局どれ使えばいいの?」
  • 「移動平均? RSI? MACD? ボリンジャーバンド? 何がどう違うの?」
  • 「組み合わせとか全然わからない…」

最初は全部覚えなくてOK。

まずは 基本の指標で“ チャート の流れ”を掴むこと が大切です。

この記事では、初心者でも迷わないように テクニカル分析 の全体像・各指標の役割・使い分け をわかりやすく解説します。

👥この記事はこんな人向け

  • テクニカル分析を基礎から正しく理解したい人
  • どの指標を使えばいいか迷っている初心者
  • チャート分析の全体像を把握したい人
  • TradingViewで効率的に分析したい人

📖この記事で学べること

  • テクニカル分析とは何か
  • 指標の種類(トレンド系とオシレーター系)
  • それぞれの役割と使う場面
  • 指標同士の組み合わせ方
  • チャート判断力を上げる具体的ステップ

📺 この記事の内容は、下記の動画でもわかりやすく解説しています!

現在チャンネルはリニューアル中です。(※部分的に非公開になっています)近日、新しい動画・キャラクターで公開予定!

「読むより観たい派」の方は、まずこちらの動画をどうぞ!

テクニカル分析とは?

🔍過去の値動きや出来高をもとに、未来の値動きを予測する分析手法。

ローソク足 移動平均線 RSI MACD ・トレンドライン…

これらはすべて テクニカル分析 の一部です。

テクニカル分析のメリット

  • 感覚ではなく“ルール”で判断できる
  • トレンドや反転ポイントを客観的に見られる
  • 手法化して バックテスト・アラート・自動売買 に応用できる

🔍テクニカル分析の2つのタイプを深掘り

テクニカル指標 は大きく以下の2種類に分かれます。

🟦1. トレンド系指標(流れを見る)

価格がどっちに向かって動いているのか を判断するための指標。

上昇・下降・レンジの「地合い」をつかむのが得意です。

📌 代表指標

  • 移動平均線(SMA/EMA):短期・中期・長期で流れを可視化
  • MACD:ゴールデンクロス/デッドクロスで転換を捉える
  • 一目均衡表:雲の上下で相場の優位性を把握

📈 特徴

  • トレンド方向の 順張り判断 に向く
  • 売買の“大方向”を決めやすい
  • レンジ相場では騙しが増える点に注意

🧪 使いどころ

  • 「上目線?下目線?」を確認したい時
  • エントリー方向を間違えたくない時
  • TradingViewで“今の相場の地合い”を見たい時

🟧2. オシレーター系指標(勢い・過熱を見る)

短期の勢い・過熱感・反転ポイントを判断する指標。

レンジ相場に強い。

📌 代表指標

  • RSI:買われすぎ(70)/売られすぎ(30)
  • ストキャスティクス:%K・%Dのクロスで反転を可視化
  • ボリンジャーバンド:±2σで行きすぎを判断

🎯 特徴

  • 逆張りの根拠になる
  • レンジ相場で特に有効
  • 強トレンド中は“過熱したまま動く”ため騙しが増える

🧪 使いどころ

  • 短期反転を狙いたいとき
  • レンジの逆張り
  • 押し目・戻りのタイミング判断

🔗トレンド系 × オシレーター系の組み合わせが最も実践向き

実戦では「片方だけ」より、両方の視点を組み合わせる方が圧倒的に精度があがります。

📘 例:最も王道の組み合わせ

① トレンド系: 移動平均線 (SMA)

→ 上昇 or 下降の方向を判断

② オシレーター系: RSI ・ストキャス

→ その流れの中で“押し目”“戻り”のタイミングを取る

🧭 個別指標の詳しい解説はこちら

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🚀テクニカル分析の応用例

テクニカル分析 を土台にすると、以下のステップに発展できます:

✔ バックテスト

→ 過去 チャート で手法の成績を確認

✔ アラート設定

→ 条件一致で自動通知

✔ 自動売買

→ ルール化した手法をそのままシステム化

初心者でも「手法を固定 → 検証 → 自動化」までつなげられるのが最大の魅力です。

📌まとめ

  • テクニカル分析=過去データから未来の動きを読む方法
  • トレンド系は“方向”、オシレーター系は“勢いと過熱感”
  • 両方を組み合わせると精度が上がる

ローソク足 、トレンド、 移動平均線 RSI MACD

これらはすべて テクニカル分析 の「パーツ」であり、それぞれの役割を理解して組み合わせると、 チャート が一気に読みやすくなります。

そして、指標の特徴を掴んで “自分なりの手法” として固定できると、
その手法はそのまま バックテスト → アラート → 自動売買 へ発展して、感覚だけに頼らない、再現性のあるトレードへと繋げる事が可能です。

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TradingView初心者ステップガイド

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