「MARKETSPEED II」「 kabuステーション 」「スーパーはっちゅう君」など、国内証券会社が提供する高機能な株ツールの多くはWindows専用。
Macユーザーは、こうしたツールを使えずに困っているケースも多いのではないでしょうか?
- 板情報・チャート分析ができない
- 自動売買ツールが動かせない
- API連携での取引ができない
「…仕方がないので諦めよう。」
と、諦めるのはまだ早いです!
実はこれらの制限は、仮想化ソフト( 仮想環境 )を使うことであっさり解消できます。
この記事では、代表的な仮想化ソフト「 Parallels Desktop(パラレルズ)」を使って、Mac上で kabuステーション を動かす方法を具体例として紹介していきます。
ソフト名 | 特徴 | 対応状況 |
---|---|---|
Parallels Desktop | 高速・安定・UIが使いやすい。初心者にもおすすめ。 | Appleシリコン対応済み |
VMware Fusion | 商用向けで安定性あり。やや上級者向け。 | 一部制限あり |
VirtualBox | 無料で使えるが動作はやや不安定。 | Appleシリコン未完全対応 |
いずれも一長一短ありますが、Macで株ツールをストレスなく動かしたいなら「
Parallels
」が最有力だと感じています。
少なくとも筆者自身の体感では、
✅ 他の無料仮想化ソフトに比べて「動作が軽く・安定しており」
✅ 自動売買 やリアルタイム チャート もストレスなく動かせる
という点で、Parallelsが圧倒的に快適でした。
この記事では
Parallels
を使って実際に環境をする手順等をざっくり解説します。
MacでWindows株ツールを快適に使うならParallels!その理由とは?

Parallels Desktopは、Macユーザーにとって最も使いやすく、安定性のある仮想化ソフトの一つです。
- macOSとWindowsを同時に操作可能
- Appleシリコン(M1/M2/M3)に最適化されており高速動作
- ワンクリックでWindows環境を構築できる初心者向け設計
kabuステーション のように、リアルタイムの価格取得や チャート 描画、 API 通信を伴うツールも快適に動作します。
実例:ParallelsでMacにkabuステーションをインストールする手順

ここからは実際に、 Parallels を使ってMacに kabuステーション 環境を構築する手順をご紹介します。
「 kabuステーション 」を使うには、 三菱UFJ eスマート証券 の口座が必要です。
Parallels公式サイトからインストーラーをダウンロード
まずはParallels公式サイト
からインストーラーをダウンロードしましょう。
ダウンロード自体は2〜5分ほどで完了します(ネット回線にもよりますが、そこまで重くはありません)。
指示に従ってインストール(無料トライアルあり)
インストーラーを起動したら、あとは画面の指示に沿ってクリックしていくだけ。
ParallelsはUIも洗練されていてわかりやすく、初めての方でも迷わず進められるはずです。
インストールには5〜10分程度あれば十分。無料トライアル期間もあるので、まずは気軽に試してみるのがおすすめです。
✅ Parallels のインストール完了まで:合計10〜15分程度が目安
Windows環境でkabuステーションをインストール
Parallels
上のWindowsが起動できたら、あとは通常のWindowsとほぼ同じ操作感で作業できます。
ブラウザで「
kabuステーション
」を検索し、
三菱UFJ eスマート証券
の公式ページからインストーラーをダウンロード → 実行するだけ。
チャート の起動も、 自動売買 の連携も、特に特別な設定なくそのまま動作してくれます。
無事kabuステーション起動!!
起動が確認できたらその他必要な実行環境を導入すれば 自動売買 や API 連携も可能になります!
VirtualBoxやVMwareは使える?Parallelsとの違いを比較解説!

仮想化ソフトには
Parallels
以外にもいくつか選択肢があります。
無料で使えるものもあり、試してみたい方には検討の余地がありますが、それぞれ一長一短です。
VirtualBox(Oracle製)
- 完全無料で使える仮想化ソフト
- ただし、Appleシリコン(M1/M2/M3)への対応は未完成
- 動作も不安定で、自動売買やリアルタイム性が求められる用途には不向き
- 「とりあえず試してみる」にはアリだが、実用面では厳しい
VMware Fusion
- 無料ライセンスあり
- Appleシリコン対応版も登場しているが、動作はやや重め
- ダウンロードページやライセンス申請が少し(結構)分かりづらく、初心者にはややハードル高め
- UIは少しクセがあるが、慣れている人には選択肢になり得る
ParallelsをMacで使って感じたメリット・デメリットを正直レビュー!

私自身も、 Parallels 上で kabuステーション を日々動かしながら 自動売買 の開発・検証を行っています。(本番は AWS で運用してます)
- ✅ 起動や動作は非常にスムーズ
- ✅ API連携での注文やデータ取得も安定
- ✅ Macの他作業と並行してトレード環境を維持可能
仮想環境 とは思えないほど自然な操作感で、「Macでは無理」と思っていた株トレードが環境実現できています。
Parallelsの価格や注意点は?導入前に知っておくべきポイントまとめ

必要なスペック
- メモリ:8GBでも動作は可能だが、16GB以上が理想
- ストレージ:Parallels+Windows+株ツールで40〜50GBは確保したい
ライセンス
- Parallels:有料(サブスク or 買い切り)だが無料トライアルあり
- Windows:Microsoft公式ライセンスが必要(ARM版も認証可能)
MacユーザーでもWindows専用株取引ツールを自在に選択!

Macで本格的に株取引や 自動売買 をしたい方にとって、Parallels Desktopは非常に心強い選択肢です。
- Macの上でWindowsを快適に動かせる
- kabuステーションはもちろん、他の主要証券ツール(ネットストック・ハイスピード、MARKETSPEED IIなど)も基本的に動作可能
- API連携や自動売買の開発環境もスムーズに構築できる
今回は「 kabuステーション 」を例に紹介しましたが、Windows専用の株ツール全般に応用可能です。
Parallels Desktopを導入する事でMacの環境に縛られることなく、自分に合った取引スタイルを選べます。
VMwareや
VirtualBox
といった無料の選択肢もありますが、導入のしやすさ・パフォーマンス・安定性の点で、
Parallels
が圧倒的におすすめです。
まずはParallelsの無料トライアルで、その快適さを実感してみてはいかがでしょうか?