公開日時:2025-05-28 更新日時: 2025-05-29

Macで始める日本株の自動売買 - 仮想環境・VPS・AWSの構築方法まとめ

Macで日本株の自動売買を始めるには?Windows環境の必要性とその理由

「Macで日本株の 自動売買 を始めたいけれど、どうやって環境を整えればいいの?」
そんな疑問に答えるために、この記事ではMacユーザー向けの 自動売買 環境の作り方を解説します。

【Macで自動売買を始めるなら必須!】仮想化ソフトでWindows環境を作る方法

残念な事に日本株の 自動売買 では、証券会社の提供する API やツールがWindows環境でしか動かないケースが多くあります。
そのため、MacユーザーでもWindows環境を用意する必要があるのが現実です。

【コストをかけずにスタート!】無料で使える仮想化ソフトの特徴と注意点

VMware VirtualBox は、無料で使える仮想化ソフトで、Mac上にWindows環境を構築することができます。

  • 初期費用をかけずに始めたい人に向いている
  • ネット上に情報も多く、使い方も比較的わかりやすい
  • OSのライセンス(例:Windows 10/11)は別途必要

まずはちょっと試してみたい方はこちらの選択肢がおすすめです。

操作も速度も快適!Macで快適なWindows自動売買環境を作るならコレ!【Parallels Desktop】

Parallels Desktop は有料ソフトですが、
MacとWindowsの連携もスムーズで、UIも直感的です。

  • インストールも簡単で初心者でも扱いやすい
  • VMware や VirtualBox と比べて動作が安定・高速
  • macOSとのシームレスな連携が快適

方法

難易度

コスト

安定性

向いている人

VMware / VirtualBox

無料

コストを抑えて試したい人

Parallels Desktop

有料

快適に使いたい・初心者向け

※仮想化にはOSのライセンス(例:Windows 10/11)は別途必要です。

筆者のおすすめ:

仮想化する場合 Parallels Desktop の方が圧倒的に高速で快適です。
無料で始めたい場合は VMware VirtualBox でも十分可能ですが、
快適さと安定性を重視するなら Parallels が断然おすすめです。

👉 Parallels Desktopを今すぐチェック(公式サイト)

開発から本番運用までをスムーズに!クラウドで安定稼働を実現する|VPSとAWSの選び方と活用術

Parallels VMware / VirtualBox で Mac に Windows 環境を構築するのは、開発・検証・短時間稼働には便利ですが、以下のような課題もあります。

  • Mac本体のスリープや通信トラブルで停止する可能性
  • 長時間連続稼働にはやや不安が残る

こうした課題を解決するには、クラウド上に環境を構築する「 VPS 」や「 AWS 」を活用する方法が有効です。

【VPS / AWSのメリット】

  • 24時間稼働、ネット接続の影響なし
  • 電源トラブルに強く、自動売買に最適
  • 外出先からリモートで操作可能

開発・テスト・本番運用までを見据えた、Macユーザー向け自動売買環境の選び方

方法

難易度

コスト

安定性

向いている人

VPS (国内サービス)

月額制

まずは手軽に始めたい人

AWS (クラウドサービス)

やや高

従量課金

柔軟にスケール・コスト管理したい人

AWS 自体は非常に信頼性の高いクラウドですが、運用には一定の知識が求められるため、安定性評価は「◯」としています。

まず始めるなら VPS がおすすめ!

国内の VPS は月額で利用でき、設定も比較的シンプル。
はじめての本番運用にはぴったりの選択肢です。

中でも[エックスサーバー VPS ]は、初心者にも扱いやすい管理画面と安定した稼働実績があり、
自動売買などの常時稼働が必要な用途にも安心して利用できおすすめです。

👉 エックスサーバーVPSの詳細はこちら(公式)

AWSはちょっと難しいけれど、柔軟性と拡張性が魅力

AWS は従量課金制なので、たとえば「個別株の ザラ場 だけ稼働」など時間を限定した運用をすれば、 VPS よりコストを抑えられる可能性も。

 ステップ別おすすめフロー(実践編)

  • まずは VMware や VirtualBox、または Parallels を使って、Mac 上で開発・テスト環境を構築
  • 運用が安定してきたら、本番運用に向けて以下のいずれかを選択:
    • VPS:常時稼働を前提とした安定運用に最適
    • AWS:稼働時間を限定したり、リソースを柔軟に調整したい場合におすすめ
      ※例:日中のザラ場のみ稼働、自動起動・停止を組み合わせてコスト最適化も可能

筆者の運用例
筆者は Mac 上で開発・検証を行い、 Parallels 上で Windows 環境での動作確認。
本番運用は AWS に移して、安定稼働させています。

※本記事にはアフィリエイトリンクが含まれています。紹介内容は実体験・調査に基づき、正確さを心がけています。

あわせて読みたい

  • 自動売買

    自動売買(じどうばいばい)とは、あらかじめ決めたルールやアルゴリズムに基づき、コンピューターが自動で取引を行う仕組みです。英語では「Algorithmic Trading(アルゴリズミックトレーディング)」や「Auto Trading」と呼ばれます。

    【初心者向け】日本株の自動売買とは?メリット・始め方・注意点まで完全ガイド!

  • API

    API(エーピーアイ) アプリ同士が機能やデータをやり取りする仕組み。自動売買では証券会社のAPIを使い、株価の取得や注文をプログラムで実行できる。

    【初心者向け】日本株の自動売買とは?メリット・始め方・注意点まで完全ガイド!

  • VirtualBox

    VirtualBoxは、Oracleが提供する無料の仮想化ソフトウェアで、Mac上にWindows環境を構築できる手軽な選択肢です。 オープンソースで世界中に利用者が多く、情報も豊富に出回っています。

  • VMware

    VMware(Fusion)は、Mac上でWindowsなどのOSを仮想的に動作させるための仮想化ソフトウェアです。 商用製品として長年の実績があり、安定性と機能性に定評があります。

  • Parallels

    Parallels Desktop(パラレルズ デスクトップ) Mac専用の有料仮想化ソフト。Apple Siliconに対応し、Mac上でWindowsを軽快かつシームレスに使えるのが特長。

    👉 Parallels Desktopを今すぐチェック(公式サイト)

  • AWS

    AWS(Amazon Web Services)は、世界的に利用されているクラウドサービスで、自動売買に必要なWindows環境もクラウド上に構築できます。 柔軟な設定と強力なインフラにより、本番運用や長期的な安定稼働を目指す人にぴったりです。

  • VPS

    VPS(Virtual Private Server) 物理サーバー上に仮想的に構築された専用のサーバー環境。共有サーバーより高性能で自由度があり、専用サーバーより低コスト。Webサイト運用や自動売買Botの稼働によく使われる。

  • ザラ場

    株式市場での通常の取引時間帯のこと。日本の東証では、午前9時〜11時30分、午後12時30分〜15時までの時間を指します