ローソク足チャートの見方と分析の基礎

「 チャート 見てると赤と青(白と黒)の棒がたくさん並んでるけど、何が書いてあるの?」
→ それが「 ローソク足 (Candlestick)」です。 たった1本で「その時間にどんな値動きをしたか」「買いと売りどちらが優位だったか」が一目でわかる、超便利なツールです。 まずは基本の基本から、5分でマスターしましょう!
👥 この記事は誰向け?
- チャートの見方が曖昧な初心者
- ローソク足の“意味”を理解したい人
- とりあえず「上がってるの?下がってるの?」を判断できるようになりたい人
- これからテクニカル分析を学び始める人
📖 この記事でわかること
- ローソク足1本の「構造」と読み方
- 陽線・陰線の違いと意味
- ヒゲ(上ヒゲ・下ヒゲ)が示す“攻防”の正体
- 初心者でも理解しやすいローソク足パターン
- チャートを見た時に最初に注目すべき3つのポイント
- 「市場心理」を読み解くための基礎ステップ
📺 この記事の内容は、下記の動画でもわかりやすく解説しています!
現在チャンネルはリニューアル中です。(※部分的に非公開になっています)近日、新しい動画・キャラクターで公開予定!
「読むより観たい派」の方は、まずこちらの動画をどうぞ!
ローソク足1本の構造

ローソク足 は、一定時間の「値動きの履歴」を1本にまとめた記録。
チャート の基本中の基本で、株でもFX・暗号資産でも使われる共通言語。
1本の中には次の4つが入っている:
- 始値(ある期間の最初の価格)
- 終値(ある期間の最後の価格)
- 高値(ある期間で一番高かった価格)
- 安値(ある期間で一番安かった価格)
1本の ローソク足 は「ある一定期間(1分・5分・1時間・1日など)」の値動きを表します。
- 実体(四角い部分) → 始値と終値の差
- ヒゲ(線部分) → その期間に到達した最高値・最安値
陽線と陰線の見分け方|まずはこれだけ覚えればOK

- 陽線(ようせん) = 終値 > 始値 → 「買いが勝った」
- 通常は白抜きor赤で表示される
- 「価格が上がった」ことを示す
- 陰線(いんせん) = 終値 < 始値 → 「売りが勝った」
- 通常は黒or青で表示される
- 「価格が下がった」ことを示す
💡 色は証券会社やテーマで違いますが、上がった → 陽線、下がった → 陰線
ヒゲの意味(これが超大事!)
ヒゲが長い=「その価格まで行ったけど、押し返された」=攻防が激しかった証拠
ヒゲの形 | 名前 | 意味(イメージ) |
|---|---|---|
上ヒゲが長い | 上ヒゲ陽線・陰線 | 高値圏で売り圧力が強かった(売り方に拒否された) |
下ヒゲが長い | 下ヒゲ陽線・陰線 | 安値圏で買い支えが入った(買いに拒否された) |
上ヒゲだけ長い | 射撃星(流れ星) | 天井圏に出たら要注意!反転サイン候補 |
下ヒゲだけ長い | トンボ・トンカチ | 底値圏に出たら反発サイン候補 |
ヒゲがほとんどない | マンクイ(丸坊主) | 強いトレンド!(陽線なら超強い上昇) |
実例でイメージ(1日足で説明)
例:ある株の1日
始値 1000円 → 高値 1050円 → 安値 980円 → 終値 1030円
- → これをローソク足にする(長い上ヒゲの陽線) 意味:
- 一度1050円まで上がったけど売り圧力で押し戻された
- でも結局1030円で引けたので買いが少し
● ヒゲが長い = 迷い or 反転のサインになりやすい
- 上ヒゲが長い → 「高値で売られた」= 利確 or 反転警戒
- 下ヒゲが長い → 「安値で買われた」= 反発の可能性
💡 ヒゲだけで売買判断は危険。必ず“流れ(トレンド)”とセットで見る。
ローソク足の基本パターン(初心者でも必ず押さえる)

● 大陽線 / 大陰線
大きく動いた時の ローソク足 。
- 大陽線 → 強い買い
- 大陰線 → 強い売り
トレンドの勢いがそのまま出やすい。
● 小さなローソク足(コマ足)
値動きが小さい、力が拮抗している状態。
「次の動きが出る前兆」になりやすい。
● ヒゲが極端に長いローソク足
売りと買いのぶつかり合い。
反転ポイントとして注目されやすい。
初心者が最初に身につけるべき“見方”まとめ

- 色だけ見る → 上昇か下降かが一発でわかる
- ヒゲを見る → その時間帯の攻防がわかる
- ローソク足の大きさ → 勢い・エネルギーがわかる
- 単体ではなく、連続で流れを見る → 本当のトレンドが見える
ローソク足 は単体で見ると情報が少ないけど、
連続で並べると「市場心理」が読めるようになる。
これが チャート 分析の第一歩。
まず最初に見るべき3つのポイント
- 陽線が多い → 上昇トレンド気味
- 陰線が多い → 下降トレンド気味
- ヒゲが長い場所 → そこが「抵抗線」になってる可能性大!
「たったこれだけで チャート が少しずつ読めるようになります!」
次のステップでは、上昇・下降・横ばいトレンドの見極め方を学び、 チャート の方向性を判断できるようになります。