ダウ理論入門|相場の構造を言語化する

「
トレンド
に乗れ」と言われても、そもそも上昇か下降か判断できない。
インジケーター
はあるけど、なんとなくで
エントリー
してしまう。
実はこれは多くのトレーダーが通る道。ダウ理論を知ると、相場の動きを言語化して理解できるようになります。
👥 この記事は誰向け?
- ダウ理論を基礎からわかりやすく学びたい初心者の方
- トレンドの定義や高値・安値の見方を整理したい方
- インジケーターに頼らず、相場の構造を理解したい方
- チャートの動きを言語化して考えられるようになりたい方
- テクニカル分析の土台をしっかり固めたい方
📖 この記事でわかること
- ダウ理論の基本原則
- トレンド・反転の見分け方
- 高値・安値の意味と活用法
- トレンド定義の歴史的背景
- テクニカル指標との関係
ダウ理論とは?

ダウ理論は、価格の動きに一定の法則があると考え、 トレンド を分析するための古典理論です。
チャールズ・ダウ(米国ウォール街新聞の創設者)が提唱しました。
✅️ ポイントは単純ですが奥深く、「相場の文法」のような役割を持ちます。
トレンドはダウ理論が定義した

- 現在、私たちがトレードで使う「トレンド」の定義は、ダウ理論によって体系化されたものです。
- それ以前にも価格の上昇・下降の感覚はあったものの、高値・安値の連続更新で客観的にトレンドを定義したのはダウ理論が最初。
トレンドの定義(ダウ理論原型)
- 上昇トレンド:高値・安値が順に切り上がる
- 下降トレンド:高値・安値が順に切り下がる
- レンジ(横ばい):高値・安値がほぼ横ばい
💡 つまり、現在存在するほとんどの テクニカル 指標も、ダウ理論で定義された トレンド を判定しやすくするための補助ツールと考えることができます。
トレンドが終わる「明確なシグナル」とは?
ダウ理論で最も大切なのは「 トレンド は継続する」という前提ですが、終わりもあります。
- 上昇トレンドの場合
- → 直近安値を下回った
- 下降トレンドの場合
- → 直近高値を上回った
これを知るだけで、「まだ上がると思って買ったのに逆行した!」というミスを減らせます。
✅️ ヒゲ だけでなく、 ローソク足 の実体(終値)でしっかり抜けたかどうかを確認すると、よりダマシを減らせます。
トレンドの見分け方(初心者向けの見方)

まずは自分の見ている
時間足
で、パッと見でジグザグの山と谷がわかる程度の範囲(10〜20本程度)を一つのカタマリとして見てみましょう。
その中で「高値」と「安値」がどう動いているかに注目します。
💡 本数に厳密な正解はありませんが、少なすぎず多すぎない実践的な目安です。
上昇 トレンド
- 高値が少しずつ更新されている
- 直近の安値を下回っていない
→ 安値を切り上げながら、全体として右肩上がりになっている状態
下降 トレンド
- 安値が少しずつ更新されている
- 直近の高値を上回っていない
→ 高値を切り下げながら、全体として右肩下がりになっている状態
レンジ (横ばい)
- 上昇トレンド・下降トレンドどちらにも当てはまらない場合はレンジです。
- 高値も安値も、ほぼ同じ価格帯で行き来している
→ 上にも下にも抜けきれず、方向感がない状態
📌 ポイント
- 1本や2本の動きで判断せず、まとまり(直近10本前後)で見る
- 「高値と安値の流れ」が揃ってはじめてトレンドと考える
✅️ ただし、現在 トレンド が発生しているからといって、それが継続する保証はありません。
常に次の高値・安値の動きを確認しながらトレードすることが重要です
ダウ理論の6つの基本原則

- 1. 市場はすべての情報を織り込む
- 株価はニュース・経済指標・心理状態など、すべての要素を反映して動く
- 2. トレンドは3種類に分けられる
- 上昇・下降・レンジ(高値・安値の連続更新で判断)
- 3. トレンドは明確な反転シグナルが出るまで続く
- 短期の揺らぎに惑わされず、トレンドの本質を見る
- 4. 相場の動きは3段階で構成される
- 先行期:大口が動き始める
- 追随期:一般投資家も気づき加速
- 利食い期:勢いが弱まり反転の兆し
- 5. 指数は相互に確認し合う必要がある
- 主要株価指数や複数市場の動きが同方向であると信頼度が高い
- 6. トレンドは出来高で確認する
- 上昇トレンドなら出来高増加で信頼度UP
- 下降トレンドでも同様
💡 全部理解しなくても、1~3を意識するするだけで理解がぐっと深まります
📌 ポイント
- 高値・安値の順序がトレンドの本質
- 一度のブレイクで判断せず、確定的な更新を待つ
ダウ理論から得られるトレードの示唆

- 押し目・戻り目の判断が自然になる
- 反転シグナルを見極められる
- 短期の騙しに惑わされない
✅️ チャート 上の動きは一見ランダムでも、ダウ理論の視点で見ると規則性が浮かぶ
✅ まとめ

- ダウ理論は「相場の文法」
- トレンドは高値・安値の更新で判断
- 出来高・複数指数・段階的な動きで信頼度を確認
- 現在のテクニカル指標は、ダウ理論で定義されたトレンドを補助するためのツールと考えられる
