はじめに:スマホだけで株の自動売買はできるのか?

「株の 自動売買 に興味はあるけど、スマホだけでできるのかな?」「パソコンを使わないとダメなの?」そんな疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
本記事では日常的に
自動売買
を運用している筆者が、
株の
自動売買
をこれから始めたい初心者の方に向けて、スマホだけでできること・できないこと、
そして本格的に
自動売買
を行うために必要なパソコン環境について、わかりやすく解説していきます。自分に合ったスタイルを見つけるヒントとして、ぜひ参考にしてください。
自動売買とは?初心者にもわかる仕組み解説

株の
自動売買
とは、あらかじめ決めたルールにしたがって、株の「買い」や「売り」を自動で行ってくれる仕組みのことです。
難しい操作を毎回自分でやらなくても、パソコンやソフトが代わりに売買してくれるイメージです。
- 「短期の移動平均線が長期線を上回ったら買う
- 毎日10時に、価格が○○円以下なら買う
- 10%上がったら売る」「5%下がったら損切り
「株の売買をおまかせできるロボット」と思うとわかりやすいかもしれません
※こうした仕組みは一般的に「
Bot
(ボット)」と呼ばれることが多いです。
株の自動売買はスマホだけで完結できる?対応アプリと注意点を紹介

スマホだけでも、一部の証券会社のアプリを使えば「かんたんな 自動売買 のようなこと」はできます。でも、完全に自動で売買してくれるわけではありません。
- 逆指値やOCO注文などの「条件付き注文」
- 「○○円まで下がったら売る」「上がったら自動で利確」などが設定できる
- 株価が動いたときにアラートを出す(例:○○円以下になったら等)
- 通知が来たら自分でアプリを開いて売買する
スマホだけでも「半自動のような売買」はできるけど、
本格的に
自動売買
したいならパソコンやシステムの利用がおすすめです。
自動売買に必要なものは?PC・ツール・環境をわかりやすく解説

本格的な 自動売買 を始めるには、以下の作業が必要になります:
- 1. 証券会社とのAPI接続(例:三菱UFJ eスマート証券、楽天証券など)
- 2. 戦略の設計・コードの開発(Pythonなど)
- 3. バックテストや検証(TradingViewなど)
- 4. Botの常時稼働(必要に応じてVPS等を検討)
- 5. 運用中の監視・調整
と、もしかしたらがんばれば出来なくはないかもですが
効率面考えると
Bot
運用をスマホだけで行うのは現実的ではありません
(少なくとも筆者はスマホではやりたくないです。)
本格的な自動売買にはPC+API環境が必須

以下のようなニーズがある場合、PCでの環境構築が不可欠です:
- APIと連携して自動売買を行いたい
- バックテストで戦略の精度を検証したい
- データベース連携や複数戦略を同時運用したい
こうした本格的な運用には、PCをベースにした柔軟な開発環境が求められます。
株の自動売買におすすめのPCスペックは?

とりあえず自動売買を始めてみたい方におすすめ
初期費用を抑えつつ、 自動売買 を体験したい方にはへのおすすめです。
- 特徴:必要最低限のスペックを備えた、コスパ重視のモデル。
- N100搭載、省電力・低価格 → 初心者におすすめ
このモデルであれば、 VPS を使わずにローカルで Bot を動かすことも可能です。
開発やBotの同時運用、将来的な拡張も考えている方に
このモデルは、複数の 自動売買 Botを同時に動かしても余裕のある性能で、将来的に VPS への移行を見据えた環境づくりにも最適です。
- 特徴:拡張性重視のモデルで、開発や複数Botの同時運用に適しています。
- Core i5-1235U搭載、16GBメモリ、SSD搭載 → 複数Bot運用に◎
Macで自動売買を運用したい方に
Macは、証券会社の API や取引ツールに対応していないことが多いですが、 Parallels などの仮想化ソフトを使ってWindows環境を構築すれば問題ありません。また、 API 連携に対応したサービスであれば、Macでも十分に 自動売買 の運用が可能です。
- 特徴:Mac miniなどの据え置き型モデルを使えば、開発環境としても安定性が高く、仮想化ソフトでWindowsも快適に動作します。
- Thunderbolt対応で外部モニターやストレージの拡張も◎
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※OS問わず、将来的に24時間安定稼働を目指す場合は、 VPS (仮想専用サーバー)での運用も検討するのがおすすめです。
スマホでできる「自動売買のサポート」監視・通知・緊急停止

自動売買 のシステムはパソコンで作ることが多いですが、スマホを使って“監視”や“ちょっとした操作”をすることもできます。
- ☁ クラウド(VPS)で動かしているBotをスマホからチェック
- → 外出先でも動作状況を確認したり、遠隔でつなぐことが可能
- 💬 Slackなどのチャットアプリで通知を受け取る
- → 売買が実行されたり、損益が変わったときにリアルタイムで通知
- 🛑 緊急時にはスマホからBotを止めることもできる
- → Slackに特定のコマンドを送って、ポジションを閉じたりBotを一時停止することも可能
スマホは「サブ役」だけど、運用中の確認や緊急対応にとても便利。
自動売買をパソコンで始めたあとでも、スマホをうまく使えば安心して運用できます。
スマホだけでできる?かんたん早見表

やりたいこと | スマホだけで可能? | 補足 |
---|---|---|
条件付き注文( 逆指値 ・OCOなど) | 可能 | 各証券会社のアプリで対応OK |
自動売買 Botの開発・運用 | 不可 | パソコン+ API 連携が基本 |
運用中 Bot の監視・操作 | 可能 | VPS を使えば、スマホから遠隔操作できる |
スマホはあくまで補助ツール。通知確認や緊急操作に◎
自動売買
を本格的に
自動売買
をやりたい場合は、スマホだけでは限界があるのも事実です。
スマホ単体では、
Bot
の常時稼働や高負荷な処理は難しいですが、通知の受信、
Bot
の稼働確認、ログのチェックなどには非常に便利です。
実際の取引や
Bot
の実行はPCや
VPS
で行い、スマホは“監視・管理用”として使うのが現実的です。
自動売買の主役はPCや
VPS
ですが、スマホを併用することで「どこでも確認・即対応できる体制」が整います。